自由研究のグラフは、調べた結果を見やすく整理し、違いや変化を比べるために作ります。小学生の自由研究では、まず「何を比べたいか」を決め、結果に合うグラフを選ぶことが大切です。
自由研究で使いやすいグラフの種類
調べた内容によって、向いているグラフが変わります。迷ったときは、比べたい結果が多いなら棒グラフ、時間による変化なら折れ線グラフを選びましょう。
| グラフの種類 | 向いている調査 | 例 |
|---|---|---|
| 棒グラフ | 種類ごとの数を比べる | 好きな果物、集めたごみの種類 |
| 折れ線グラフ | 時間による変化を表す | 気温、植物の高さ、1日の人の数 |
| 円グラフ | 全体の中の割合を表す | 好きな遊びの割合、調査した生き物の割合 |
たとえば、「クラスで人気の果物を調べた」なら棒グラフ、「1週間の気温を調べた」なら折れ線グラフが使いやすいです。
自由研究のグラフを作る手順
1. 調べた結果を表にまとめる
いきなりグラフを描かず、まずは結果を表に整理します。数え間違いを防ぐため、正の字を使って数える方法もあります。
例として、クラスで好きな果物を調べた結果を表にすると、次のようになります。
| 果物 | 人数 |
|---|---|
| りんご | 8人 |
| みかん | 5人 |
| バナナ | 6人 |
| ぶどう | 3人 |
2. 何を比べるグラフか決める
「種類ごとの人数を比べる」のであれば棒グラフを使います。「月ごとの気温の変化」のように、順番や時間による変化を表す場合は折れ線グラフが向いています。
調べた数値がなく、感想だけを集めた場合は、無理にグラフにせず、答えを種類ごとに整理した表にする方法もあります。
3. グラフのタイトルを書く
タイトルを見ただけで内容が分かるようにします。「調査結果」だけではなく、「クラスで好きな果物を調べた結果」のように、何を調べたグラフかを書きましょう。
4. 縦軸と横軸を決める
棒グラフでは、一般的に横軸に比べる項目、縦軸に数を置きます。上の例なら、横軸に果物の名前、縦軸に人数を書きます。
縦軸には「人数」「個数」「センチメートル」など、何の数値かを必ず書きます。単位がないと、グラフの数字が何を表しているのか分かりにくくなります。
5. 目盛りを決める
最大の数に合わせて、目盛りの間隔を決めます。人数が8人までなら、0、1、2、3……10のようにすると読み取りやすくなります。
数が大きい場合は、1目盛りを10個や100個にすることもあります。ただし、途中で目盛りの大きさを変えてはいけません。
6. データをグラフに描く
棒グラフでは、数に合わせて棒の高さを変えます。棒と棒の間を少し空けると、項目ごとの違いが見やすくなります。
折れ線グラフでは、調べた順番に点を打ち、点を線でつなぎます。日にちや時刻を横軸に置くと、変化の様子を確認しやすくなります。
7. 数字と調査条件を確認する
グラフを描き終えたら、元の表と数字が合っているか確認します。調査した人数、日にち、場所、回数なども自由研究に書くと、結果の意味が伝わりやすくなります。
- 表の合計とグラフの合計が合っているか確かめる。
- 縦軸と横軸の項目が正しいか確認する。
- 目盛りの間隔が同じか確認する。
- タイトルと単位が書かれているか確認する。
- グラフから分かったことを2~3文で書く。
棒グラフを作るときのポイント
棒グラフは、種類ごとの数を比べるときに便利です。棒の長さや高さを正確にそろえ、数が多い項目と少ない項目の違いが分かるようにしましょう。
たとえば、好きな果物の調査では、りんごが8人、バナナが6人、みかんが5人、ぶどうが3人なら、りんごの棒を一番高く、ぶどうの棒を一番低くします。
色を使う場合は、項目ごとに色を変えすぎると見にくくなることがあります。色を使った理由がない場合は、同じ色でそろえても問題ありません。
折れ線グラフを作るときのポイント
折れ線グラフは、時間がたつと数値がどう変わったかを表すグラフです。横軸には、日にちや時刻などを調べた順番に並べます。
たとえば、植物の高さを毎日測る場合は、横軸に調べた日、縦軸に植物の高さを書きます。点を線でつなぐと、どの日に大きく伸びたかが分かります。
測る時刻や場所が毎回違うと、結果を比べにくくなります。できるだけ同じ条件で調べ、条件が違った場合は自由研究に書いておきましょう。
グラフから分かったことの書き方
グラフを作っただけで終わらず、数字を見て分かったことを書きます。感想だけではなく、グラフの数値を使うと、結果が伝わりやすくなります。
たとえば、次のように書けます。
- 一番多かったのはりんごで、8人だった。
- りんごは、ぶどうより5人多かった。
- 植物の高さは、3日目から4日目にかけて最も大きく伸びた。
- 予想ではみかんが一番多いと思っていたが、実際にはりんごが一番多かった。
「多かった」「少なかった」だけでなく、「いくつ違ったか」「いつ変化したか」まで書くと、グラフを使った考察になります。
手書きとパソコン、どちらで作るべき?
手書きでもパソコンでも、数字と目盛りが正しければ自由研究に使えます。手書きは自分で工夫しやすく、パソコンは同じ間隔のグラフを作りやすいという違いがあります。
パソコンやタブレットを使う場合も、入力した数字が正しいか、軸の名前や単位が表示されているかを確認してください。機械が自動で作ったグラフでも、内容が正しいとは限りません。
提出前に確認するチェックリスト
- グラフのタイトルが内容に合っている
- 横軸と縦軸に項目名がある
- 人数やセンチメートルなどの単位がある
- 目盛りの間隔がそろっている
- 表とグラフの数字が合っている
- 調べた人数、場所、日にちなどの条件を書いている
- グラフから分かったことを書いている
自由研究のグラフは、結果を表にまとめる、目的に合う種類を選ぶ、タイトル・軸・単位・目盛りを書くという順番で作ると、見やすくなります。最後に表の数字と照らし合わせ、グラフから分かったことを文章で説明すれば、調査結果が伝わる自由研究になります。







