自由研究で家族にインタビューする方法は?

自由研究で家族にインタビューする方法は?

自由研究で家族にインタビューするなら、まずテーマを決め、聞きたいことを質問に整理してから、家族の同意を得て話を聞きます。聞いた内容をそのまま書くだけでなく、答えを比べたり、自分の考えを加えたりすると、研究らしくまとめられます。

自由研究で家族にインタビューする手順

家族へのインタビューは、次の順番で進めると失敗しにくくなります。

  1. 調べたいテーマを決める
  2. インタビューする相手を選ぶ
  3. 質問を準備する
  4. 日時と方法を相談する
  5. 話を聞いて記録する
  6. 答えを整理して考察する
  7. 模造紙やノート、レポートにまとめる

最初に自由研究のテーマを決める

「家族に何でも聞く」のではなく、知りたいことを一つにしぼると、質問とまとめが分かりやすくなります。

たとえば、次のようなテーマがあります。

  • 昔の学校生活と今の学校生活の違い
  • 家族が子どものころに遊んでいた遊び
  • 家族が使ってきた道具の変化
  • 家族の仕事の内容と工夫
  • 地域のお祭りや行事の変化
  • 家族が大切にしている習慣
  • 家族の好きな食べ物の変化
  • 家族が経験した災害や防災の工夫

「お母さんの仕事について」よりも、「お母さんの仕事で、昔と今で変わったこと」のように、調べる範囲を具体的にすると質問を作りやすくなります。

インタビューする家族を選ぶ

テーマに詳しい家族を選びます。1人に聞いても研究できますが、複数の家族に同じ質問をすると、答えの違いや共通点を比べられます。

たとえば「昔の遊び」がテーマなら、年齢の違う家族に聞くと、遊びの変化が分かりやすくなります。ただし、家族の人数や年齢を無理にそろえる必要はありません。聞ける範囲で、答えを正確に記録することが大切です。

インタビューの前に、「自由研究で使いたい」と目的を伝え、話した内容や写真を発表に使ってよいか確認しましょう。答えたくない質問には答えなくてよいことも伝えておくと、相手が安心して話せます。

家族に聞く質問の作り方

質問は、基本的な情報、具体的な経験、理由や考えの順に作ると、内容が深まります。

基本的な質問

  • いつごろのことですか
  • どこで起きたことですか
  • 誰と一緒でしたか
  • どのくらい続きましたか

具体的な経験を聞く質問

  • そのとき、何をしましたか
  • どのような道具を使いましたか
  • 一日の中で、いつ行っていましたか
  • 特に印象に残っている出来事は何ですか

理由や考えを聞く質問

  • なぜそれを始めたのですか
  • どんなところが楽しかったですか
  • 大変だったことは何ですか
  • 今と比べて、どこが違うと思いますか
  • 今の人に伝えたいことはありますか

「楽しかったですか」のように、答えが「はい」「いいえ」だけになりやすい質問には、「どんなところが楽しかったですか」と理由を続けて聞くと、詳しい話を聞けます。

そのまま使える質問例

昔の学校生活を調べる場合

  1. 子どものころ、どのような学校に通っていましたか。
  2. 学校までどのように通っていましたか。
  3. 好きだった授業は何ですか。
  4. 休み時間には何をしていましたか。
  5. 今の学校生活と違うところはどこですか。
  6. 昔の学校生活で、今にも残っているものはありますか。

昔の遊びを調べる場合

  1. 子どものころ、どんな遊びをしていましたか。
  2. どこで、誰と遊びましたか。
  3. 遊びに使った道具は何ですか。
  4. その遊びのルールを教えてください。
  5. その遊びが好きだった理由は何ですか。
  6. 今の遊びと似ているところ、違うところは何ですか。

家族の仕事を調べる場合

  1. どのような仕事をしていますか。
  2. 一日の仕事の流れを教えてください。
  3. 仕事で使う道具や機械は何ですか。
  4. 仕事で大切にしていることは何ですか。
  5. 難しいことや大変なことは何ですか。
  6. その仕事の魅力は何ですか。

仕事の内容には、会社の秘密や個人情報が含まれることがあります。発表してよい内容だけを聞き、書いてよいか迷う答えは家族に確認してください。

インタビューで上手に聞く方法

質問を一方的に読み上げるのではなく、相手の答えを聞いてから、気になった点を追加で質問します。

  • 相手の話をさえぎらず、最後まで聞く
  • 分からない言葉が出たら、「それはどういう意味ですか」と聞く
  • 「もう少し詳しく教えてください」と頼む
  • 自分の考えを先に言って、答えを誘導しない
  • 聞き間違いを防ぐため、重要な部分を確認する

たとえば「昔は不便だったのですね」と決めつけるのではなく、「昔はどのようなところが大変でしたか」と聞きます。相手の答えを誘導しないことが、正確なインタビューにつながります。

メモや録音で答えを記録する

インタビュー中は、答えのすべてを書こうとせず、重要な言葉をメモします。終わった直後に、覚えている内容を文章に直すと整理しやすくなります。

録音や動画を使う場合は、必ず事前に家族の許可を取ります。録音できない場合は、質問と答えを紙に書いたり、インタビュー後に内容を読み上げて確認したりしましょう。

記録には、次の項目を入れると、後で誰の話か分からなくなりません。

  • インタビューした人の名前または続柄
  • インタビューした日
  • テーマ
  • 質問
  • 答え
  • 自分が気づいたこと

家族の本名を発表したくない場合は、「祖父」「母」のように続柄だけで書く方法もあります。写真を載せる場合も、本人の許可を取ってから使いましょう。

インタビューの答えを研究にまとめる方法

まとめるときは、聞いた内容、分かったこと、自分の考えを分けて書きます。話をそのまま並べるだけではなく、答えの共通点や違いを見つけると、研究の内容が深くなります。

おすすめの構成

  1. 研究のきっかけ:なぜこのテーマを調べようと思ったのか
  2. 研究の目的:何を明らかにしたいのか
  3. 調べ方:誰に、いつ、どのような質問をしたのか
  4. インタビュー結果:質問と答えを整理する
  5. 比較:家族ごとの共通点や違いをまとめる
  6. 分かったこと:インタビューから気づいたことを書く
  7. 感想・今後調べたいこと:自分の考えをまとめる

結果を表にすると比べやすい

質問 家族A 家族B 分かったこと
子どものころの遊び 聞いた答えを書く 聞いた答えを書く 共通点や違いを書く
遊んでいた場所 聞いた答えを書く 聞いた答えを書く 共通点や違いを書く

表を使うと、家族による違いだけでなく、年代や住んでいた地域による違いにも気づきやすくなります。ただし、家族へのインタビューだけで、すべての人に当てはまると決めつけないようにしましょう。

自由研究を分かりやすくするポイント

  • 質問を多くしすぎず、特に知りたいことを中心にする
  • 答えだけでなく、聞いた日や相手も記録する
  • 印象に残った発言は、本人の許可を取って引用する
  • 写真や昔の道具を使う場合は、説明文を付ける
  • 家族の答えと自分の感想を分けて書く
  • 最後に「調べて分かったこと」を自分の言葉でまとめる

たとえば、「祖母は昔の遊びを楽しかったと話していた」と書くだけでなく、「遊ぶために特別な道具を買わなくてもよかった点から、身近な物を使って遊んでいたことが分かった」のように、答えから考えたことを加えるとよいでしょう。

家族へのインタビューで注意すること

家族だからといって、何を聞いてもよいとは限りません。病気、お金、仕事の秘密、他人の個人情報など、話したくない内容は無理に聞かないようにします。

また、家族の記憶があいまいな場合もあります。年や人数などの数字は、本人が「たぶん」と話したのか、資料で確認できたのかを区別して書きましょう。必要なら、写真や古い道具など、別の資料でも確かめます。

インタビューの最後には、「話してくれてありがとう」と伝えます。発表前には、名前や写真、発言をそのまま載せてよいか、もう一度確認すると安心です。

まとめ

自由研究で家族に聞くときは、テーマを具体的に決め、質問を準備し、相手の許可を取って記録します。インタビュー結果は、答えを並べるだけでなく、家族同士の共通点や違い、自分が考えたことまでまとめると、研究として伝わりやすくなります。

最初に行うことは、調べたいテーマを「昔の遊び」「学校生活の変化」のように一つにしぼることです。そのうえで、誰に何を聞くかを決め、質問を3〜6個ほど用意しましょう。