自由研究の実験結果は、実験で分かった事実を表やグラフで示し、予想と比べて説明すると、読み手に伝わりやすくなります。結果だけでなく、実験の条件や測定回数も書くことが大切です。
自由研究の実験結果をまとめる順番
実験結果は、次の順番でまとめると整理しやすくなります。
- 実験の目的や予想を簡単に書く
- 実験の条件をそろえて記録する
- 測定した数値を表にする
- 必要に応じてグラフにする
- 結果から分かったことを書く
- 予想と比べて考察する
最初に実験の目的と予想を書く
結果を説明する前に、「何を調べる実験だったのか」を短く書きます。実験前に考えた予想も書いておくと、結果との違いを比べやすくなります。
例えば、氷が溶ける速さを調べる実験なら、次のように書けます。
日なたと日かげでは、氷が溶ける速さに違いがあるのかを調べた。日なたのほうが早く溶けると予想した。
目的や予想は結果そのものではありません。結果の前に置き、何を確かめたかったのかを示します。
実験結果は事実と感想を分けて書く
「結果」には、実験で実際に測った数値や観察した変化を書きます。「すごい」「思ったより早い」といった感想は、結果ではなく考察に回しましょう。
| 書く内容 | 例 |
|---|---|
| 結果 | 日なたの氷は15分で半分になった。 |
| 感想 | 日なたでは予想以上に早く溶けた。 |
| 考察 | 日なたのほうが温度が高く、氷に熱が伝わりやすかったためだと考えられる。 |
結果には「見たこと」「測ったこと」を書き、理由や自分の考えは考察で説明すると、内容が分かりやすくなります。
測定した数値を表にまとめる
複数の数値を比べる実験では、文章だけでなく表を使います。表には、何を測ったのか、単位は何か、いつ測ったのかが分かるようにします。
例えば、氷が溶けた量を時間ごとに調べた場合は、次のように整理できます。
| 時間 | 日なたで残った氷の重さ | 日かげで残った氷の重さ |
|---|---|---|
| 0分 | 100g | 100g |
| 10分 | 70g | 85g |
| 20分 | 35g | 65g |
上の数値は書き方を示すための例です。実際の自由研究では、自分で測定した数値を記録してください。
単位がある場合は、「g」「cm」「秒」「℃」などを必ず付けます。単位がないと、数値が何を表しているのか分かりません。
変化を比べるときはグラフを使う
時間による変化を示す場合は折れ線グラフ、項目ごとの大きさを比べる場合は棒グラフが向いています。
- 折れ線グラフ:時間とともに増えた、減ったなどの変化を示す
- 棒グラフ:条件ごとの数値を比べる
- 円グラフ:全体に対する割合を示す
グラフを作るときは、横軸と縦軸に何を表しているかを書きます。数値の単位やグラフのタイトルも付けると、結果が伝わりやすくなります。
例えば、時間による変化を表すなら、横軸を「時間(分)」、縦軸を「残った氷の重さ(g)」とします。
結果から分かったことを文章で説明する
表やグラフを載せるだけで終わらず、どのような変化があったのかを文章で説明します。数値をいくつか引用すると、結果が具体的になります。
書き方の例は次のとおりです。
日なたでは20分後に氷が35gになり、日かげでは65g残った。日なたのほうが残った氷の量が少なく、氷が早く溶けたことが分かった。
「多かった」「少なかった」だけでなく、実際の数値や差を書くと、読み手が結果を確認できます。
予想と結果を比べて考察を書く
考察では、結果が予想と同じだったか、違ったかを書きます。そのうえで、なぜその結果になったのかを考えます。
考察の基本的な書き方は、次の順番です。
- 予想と結果が同じだったかを書く
- 結果から分かったことを書く
- その理由を考える
- 実験の条件や誤差について振り返る
例として、日なたと日かげの氷を比べた場合は、次のように書けます。
日なたのほうが早く氷が溶けると予想し、実際に日なたの氷のほうが早く溶けた。日なたは日かげより温度が高く、氷に伝わる熱が多かったためだと考えられる。ただし、風の強さや氷を置いた場所の温度にも違いがあった可能性がある。
実験だけで原因を完全に証明できない場合は、「原因はこれだ」と断定せず、「原因の一つだと考えられる」と書くと適切です。
実験結果に書くとよい項目
結果をまとめるときは、次の項目がそろっているか確認しましょう。
- 実験した日や時間
- 測定した条件
- 測定した回数
- 測定結果と単位
- 表やグラフ
- 結果から分かった変化
- 予想との違い
- 失敗した点や測定しにくかった点
同じ実験を複数回行った場合は、それぞれの結果を書きます。結果にばらつきがあるときは、平均値を使う方法もありますが、平均だけでなく、元の数値も残しておくと記録の信頼性を確認できます。
結果をまとめるときの注意点
数字を都合よく変えない
予想と違う結果になっても、数字を書き換えたり、都合の悪い結果を隠したりしてはいけません。予想と違った理由を考えることも、自由研究の大切な部分です。
条件を変えた部分を明確にする
比べる実験では、調べたい条件以外をできるだけそろえます。例えば、日なたと日かげで氷の溶け方を比べるなら、氷の大きさ、置く時間、測定方法などをそろえます。
ほかの条件が違っていた場合は、そのことを考察に書きます。条件がそろっていないと、結果の違いが何によって起きたのか判断しにくくなります。
写真は変化が分かるように使う
写真を載せる場合は、実験前・実験中・実験後など、変化を比べられる写真を選びます。写真の下に「開始から10分後」のような説明を付けると、いつ撮影したものか分かります。
自由研究の実験結果を書くときの型
迷ったときは、次の型に当てはめると書き始めやすくなります。
実験の結果、____になった。表・グラフから、____という変化が分かった。予想では____と考えていたが、実際には____だった。この理由は、____が関係していると考えられる。ただし、____については条件をそろえられなかったため、正確に比べられなかった可能性がある。
最後に、表やグラフの数値と文章の内容が一致しているかを確認します。目的、予想、結果、考察がつながっていれば、実験の流れが読み手に伝わるまとめ方になります。







