自由研究の結果が予想と違うときはどうまとめる?

自由研究の結果が予想と違うときはどうまとめる?

自由研究の結果が予想と違っても、失敗ではありません。実際に得られた結果をそのまま示し、なぜ予想と違ったのかを考えてまとめれば、立派な研究になります。大切なのは、予想に合うように数字や観察結果を書き換えないことです。

結果が予想と違うときのまとめ方

次の順番で書くと、結果と考察を整理しやすくなります。

  1. 最初に立てた予想を書く
  2. 実際に得られた結果を書く
  3. 予想と結果がどう違ったかを比べる
  4. 違いが出た理由を考える
  5. 次に調べるならどうしたいかを書く

「予想どおりにならなかった」で終わらせず、結果から分かったことや、次に試したいことまで書くのがポイントです。

「結果」と「考察」を分けて書く

結果には、実験や観察で実際に起きたことを書きます。考察には、その結果から考えられる理由や分かったことを書きます。

項目 書く内容 例
予想 調べる前に考えていたこと 日なたに置いた植物のほうが、日かげより大きくなると思った。
結果 実際に観察したこと 日かげに置いた植物のほうが、少し大きくなった。
考察 結果になった理由の考え 日なたの植物は暑くなりすぎて、水分が減った可能性がある。

結果と考察を分けると、「見た事実」と「そこから考えたこと」が混ざりません。理由がはっきり分からない場合は、「可能性がある」「今回の実験だけでは分からない」と書いても大丈夫です。

予想と違う結果の書き方

結果は、次のような表現で書けます。

  • 予想ではAになると考えたが、実際にはBになった。
  • Aのほうが大きくなると予想した。しかし、結果はBのほうが大きかった。
  • 予想と違い、実験ではAとBに大きな差は見られなかった。
  • 最初の予想は当たらなかったが、実験から別の傾向が分かった。

「失敗した」「おかしな結果になった」とだけ書くよりも、何を予想し、実際にはどうなったのかを具体的に書くと、読み手に伝わりやすくなります。

なぜ予想と違ったのかを考える

予想と違う結果になった理由は、実験の条件や方法、予想の立て方などにあるかもしれません。次の点を順番に振り返ってみましょう。

実験の条件がそろっていたか

比べるもの以外の条件が違っていると、結果に影響することがあります。たとえば、植物の成長を比べる場合は、植物の種類、大きさ、水の量、置いた時間、温度などをそろえたか確認します。

測り方に間違いがなかったか

長さや重さを測る位置、時間を計る方法、記録するタイミングが毎回同じだったかを確認します。測定回数が少ない場合は、たまたまそのような結果になった可能性もあります。

予想に使った考えが合っていたか

予想は、必ず当たるものではありません。知っている情報から考えていても、実験では別の条件が関係していることがあります。予想と結果を比べることで、最初は気づかなかった条件を考えられます。

予想以外の原因がなかったか

天気、気温、置き場所、材料の違い、実験する時間など、予想していなかった原因が影響した可能性もあります。ただし、実際に確かめていないことは断定せず、「影響した可能性がある」と書きましょう。

考察は「理由」と「根拠」をセットにする

考察では、思いついた理由だけでなく、そう考えた根拠も書くと説得力が出ます。

たとえば、「日なたの植物があまり成長しなかったのは、暑すぎたからだと思う」と書く場合は、「日なたの土が日かげより早く乾いていた」という観察結果を続けます。

書き方の例は次のとおりです。

日なたの植物のほうが大きくなると予想したが、実際には日かげの植物のほうが大きくなった。観察中、日なたの土は日かげより早く乾いていたため、暑さや水分の減少が成長に影響した可能性がある。ただし、温度を測っていないので、暑さが原因だとは断定できない。

このように、結果、観察したこと、考えられる理由、分からない点を順番に書くと、無理のない考察になります。

結果を変えたり、都合の悪いデータを隠したりしない

予想に合わないからといって、数字を書き換えたり、気に入らない記録を消したりしてはいけません。研究では、予想と違う結果も大切な発見です。

記録ミスに気づいた場合は、元の記録を消さずに、訂正した理由を書きます。たとえば、「3日目の記録は単位を間違えていたため、測定ノートを確認して訂正した」と説明します。

明らかに測定を失敗した場合も、「失敗したので結果から外す」とだけ決めず、何が起きたのかを記録しましょう。研究結果に含めるかどうかは、失敗の内容と研究の目的を考えて判断します。

そのまま使えるまとめ方の例

結果が予想と違った場合は、次の型に当てはめると書きやすくなります。

私は、____になると予想した。しかし、実際の結果は____だった。予想と違った理由として、____が関係した可能性がある。そう考えた理由は、____という結果・観察があったからである。ただし、____は調べていないため、原因を一つに決めることはできない。次に調べるときは、____を変えて、もう一度確かめたい。

すべてを無理に埋める必要はありません。理由が分からない部分は、「今回の実験では原因を特定できなかった」と正直に書きます。

最後に「次に調べたいこと」を書く

予想と違った結果から、新しい疑問が生まれることがあります。たとえば、水の量が関係していると思ったなら、水の量だけを変えて同じ実験をする方法があります。

  • 実験する回数を増やす
  • 比べる条件を一つだけ変える
  • 温度や時間など、別の条件を測る
  • 別の材料や場所でも試す
  • 同じ結果になるか、もう一度確かめる

「次はもっと注意する」と書くだけでなく、「何を」「どのように」変えるのかを具体的に書くと、次の研究につながります。

まとめ

自由研究の結果が予想と違ったときは、結果を予想に合わせて直さず、実際の記録をそのまままとめます。予想、結果、違いが出た理由、根拠、次に調べたいことの順に書けば、予想が外れた理由も含めて研究の内容を伝えられます。