自由研究で小学生が実験の変える条件を考える方法とは?

自由研究で小学生が実験の変える条件を考える方法とは?

自由研究でいう「実験の変える条件」とは、結果がどう変わるかを調べるために、自分で意図的に変える1つの条件のことです。小学生の実験では、変える条件を1つに決め、それ以外の条件をできるだけ同じにすると、結果を比べやすくなります。

「変える条件」は何を調べたいかから決める

まず、「何を変えたら、結果はどうなるのか」という形で、調べたいことを考えます。

  • 日なたと日かげで、氷のとける速さは変わるのか
  • 水の温度で、食塩がとける速さは変わるのか
  • 紙飛行機の形で、飛ぶ距離は変わるのか
  • 砂糖の量で、飲み物の甘さは変わるのか

たとえば「氷を早くとかすには、どこに置けばよいか」を調べるなら、変える条件は「置く場所」です。日なた、日かげ、室内など、置く場所を変えて比べます。

実験で考える3つの条件

実験の条件は、次の3つに分けて考えると整理しやすくなります。

条件の名前 意味 氷の実験の例
変える条件 自分で意図的に変えるもの 置く場所
調べる結果 変える条件によって変化するもの 氷がとけるまでの時間
同じにする条件 比べるためにそろえるもの 氷の大きさ、数、計る時刻など

変える条件

「調べるために変えるもの」です。実験では、基本的に変える条件を1つにします。2つ以上を同時に変えると、どの条件が結果に影響したのか分からなくなるためです。

調べる結果

変える条件によって変化するものです。「時間」「長さ」「重さ」「回数」「高さ」など、できるだけ数字で記録できるものにすると比較しやすくなります。

同じにする条件

変える条件以外は、できるだけ同じにします。これをそろえないと、結果の違いが変える条件によるものか判断しにくくなります。

変える条件を決める5つの手順

  1. 疑問を「なぜ」「どうしたら」の形で書く。
    例:「氷はどこに置くと早くとけるのだろうか」
  2. 比べたいものを1つ決める。
    例:「置く場所」を日なた、日かげ、室内で比べる。
  3. 変える条件を1つだけ書き出す。
    例:「置く場所」だけを変える。
  4. 同じにする条件を確認する。
    例:氷の大きさ、氷の数、実験を始める時刻、皿の種類をそろえる。
  5. 何を測るか、どの単位で記録するかを決める。
    例:「とけ始めるまでの時間」と「完全にとけるまでの時間」を分単位で記録する。

具体例:氷がとける速さを調べる場合

氷の置き場所を変えて実験する場合は、次のように整理できます。

項目 決める内容
調べたいこと 氷はどこに置くと早くとけるのか
変える条件 置く場所
調べる結果 氷が完全にとけるまでの時間
同じにする条件 氷の大きさ、氷の数、皿、実験を始める時刻
比べる場所 日なた、日かげ、室内など

この場合、氷の大きさと置き場所を同時に変えてはいけません。氷の大きさが違うと、置き場所ではなく大きさの違いで結果が変わった可能性があるからです。

変える条件を1つにできないときの考え方

「水の量と温度を変える」「紙の大きさと形を変える」のように、いくつも変えたくなったときは、実験を分けます。

たとえば水の量と温度を調べたい場合は、最初の実験では水の量を同じにして温度だけを変えます。次の実験では温度を同じにして、水の量だけを変えます。

  • 実験1:水の量は同じ、温度だけを変える
  • 実験2:温度は同じ、水の量だけを変える

このようにすれば、それぞれの条件が結果に与えた影響を考えやすくなります。

変える条件を考えるときのチェックリスト

実験を始める前に、次の質問に答えられるか確認しましょう。

  • 何を比べる実験か、1文で説明できるか
  • 自分で変える条件は1つだけか
  • 変えた結果として何を測るのか決まっているか
  • 変える条件以外に、同じにするものを挙げられるか
  • 結果を数字や表で記録できるか
  • 同じ実験を何回か行い、結果を比べられるか

答えに迷う場合は、実験の題名を「〇〇を変えると、△△はどう変わるか」にすると整理しやすくなります。たとえば「水の温度を変えると、食塩がとけるまでの時間はどう変わるか」のように書きます。

自由研究にまとめるときの書き方

レポートには、変える条件だけでなく、同じにした条件と調べた結果も書きます。次の順番にすると、実験の内容が伝わりやすくなります。

  1. 調べようと思った理由
  2. 予想
  3. 変える条件
  4. 調べる結果
  5. 同じにする条件
  6. 実験の方法
  7. 結果の表やグラフ
  8. 結果から分かったこと
  9. うまくいかなかった点や次に調べたいこと

結果が予想と違っていても、間違いとは限りません。条件がそろっていたか、測り方に違いがなかったかを振り返り、分かった事実と自分の考えを分けて書くことが大切です。

安全に実験するための注意

火、熱湯、薬品、刃物、電気を使う実験は、保護者に相談して安全な方法で行います。熱いものや危険な薬品を使わなくても、温度、時間、重さ、形、置き場所などを変える実験はできます。

自由研究の「変える条件」は、結果への影響を調べるために、1つだけ意図的に変える条件です。疑問を決めたら、変える条件、調べる結果、同じにする条件の3つに分けて書き出すと、実験の計画を立てやすくなります。