自由研究で天気が悪いときは、無理に外へ出ず、延期するか、室内でできる調査・実験に切り替えるのが基本です。雨で観察できない場合も、天気そのものを記録したり、晴れの日との違いを比べたりすれば、研究を続けられます。
まずは安全を優先して延期する
大雨、雷、強風、警報が出ているときは、観察や撮影のために外へ出ないでください。川や用水路、海、公園の木の近くなどは、天気が悪いと危険になるため近づかないようにします。
屋外での観察が必要な自由研究なら、次の手順で予定を変更します。
- 天気予報や警報を確認し、安全に外へ出られる日を選ぶ。
- 観察する場所がぬれている、増水しているなどの場合は、状態が戻るまで待つ。
- 予定日を変更したことと、その日の天気をノートに記録する。
- 観察できた日と、観察できなかった日の条件を分けて整理する。
延期した場合は、「予定日に雨が降ったため、観察日を変更した」と研究の記録に書けば、計画の変更理由も伝えられます。
室内でできる研究に切り替える
外での観察ができないときは、テーマを完全に変えるのではなく、調べる方法だけを変えるとまとめやすくなります。
- 植物の観察を予定していた場合:家にある植物の葉や茎を観察する
- 雲や天気の研究を予定していた場合:天気図や過去の天気記録を調べる
- 水の流れを調べる場合:安全な容器の中で水を流す実験をする
- 地面の状態を調べる場合:雨の前後で、土や水たまりの様子を写真で比べる
- 日なたと日陰の温度を調べる場合:晴れの日の記録が取れるまで測定日を延期する
室内で実験するときは、床や机がぬれないように新聞紙やトレーを敷き、保護者に確認してもらいましょう。火、熱湯、薬品、刃物、電気を使う実験は、子どもだけで行わないでください。
雨の日の天気を研究テーマにする
天気が悪い日を、研究の材料として利用する方法もあります。雨量、気温、湿度、風の強さ、雲の様子などを記録すると、雨の日の特徴を調べられます。
例えば、次のようなテーマにできます。
- 雨が降る前と降った後で気温はどう変わるか
- 雨の日は、時間帯によって気温が変わるか
- 雨の強さと水たまりの大きさには関係があるか
- 雨の日と晴れの日で、洗濯物の乾き方はどれくらい違うか
- 天気によって、家の中の湿度はどう変わるか
記録するときは、測った時刻をそろえることが大切です。たとえば午前9時、正午、午後3時のように、毎日同じ時刻に測ると比較しやすくなります。
観察できなかった日も記録に残す
予定日に観察できなかった場合も、記録を消す必要はありません。日付、天気、気温、観察できなかった理由を書いておくと、研究の経過が分かります。
| 記録する項目 | 記入例 |
|---|---|
| 日付 | 8月10日 |
| 天気 | 強い雨 |
| 観察の可否 | 不可 |
| 理由 | 雨と強風で外へ出るのが危険だったため |
| その日の対応 | 室内で過去の記録を整理した |
このように書けば、「データが抜けた」のではなく、「安全のために観察を中止し、別の作業を行った」と説明できます。
晴れの日との比較でまとめる
雨の日だけでは違いが分かりにくいときは、晴れの日やくもりの日のデータも集めて比較します。比較する項目をそろえると、結果をグラフにしやすくなります。
たとえば、気温を調べるなら、天気ごとに次の項目を表へまとめます。
- 測定した日
- 天気
- 測定した時刻
- 気温
- 湿度や風の有無
- 気づいたこと
ただし、1日分の記録だけで「雨の日は必ず気温が低い」と断定することはできません。「今回の観察では、雨の日にこのような傾向が見られた」とまとめると、結果を正確に伝えられます。
自由研究のまとめに書く内容
天気が悪くて予定を変更した場合は、研究の最後に次の内容を書きます。
- 最初に予定していた観察や実験
- 天気によってできなかったこと
- 安全のために変更した内容
- 実際に集めたデータや行った実験
- 観察して分かったこと
- 次に調べるなら、どの条件を増やしたいか
天気が悪いときの対策は、外での活動を無理に続けることではありません。安全を確認して延期する、室内の方法へ変える、雨の日の特徴を研究するという3つの方法から、テーマに合うものを選びましょう。







