小学生の自由研究で実験データを表にまとめるときは、実験の条件と結果を同じ形式で並べると分かりやすくなります。表には、実験した回数や条件、測った数値、単位を入れ、数値はできるだけ同じ単位でそろえます。
実験データの表に入れる項目
まず、何を比べる実験なのかを決め、表の1行目に項目名を書きます。基本的には、次の項目があれば十分です。
- 実験の番号や回数
- 変えた条件
- 測った結果
- 結果の単位
- 必要に応じて、気づいたこと
たとえば、日なたと日かげで氷のとけ方を比べるなら、「置いた場所」「氷がとけるまでの時間」「時間の単位」を記録します。
実験データを表にまとめる手順
- 比べる条件を決める。たとえば「日なたと日かげ」「水の温度」「風の強さ」などです。
- 測るものと単位を決める。時間なら「分」、長さなら「cm」、重さなら「g」のようにします。
- 実験前に表の項目を作る。実験後に思い出して書くより、測った直後に記録できます。
- 同じ方法で何回か測る。1回だけでなく、3回ほど行うと結果を比べやすくなります。
- 測った数値をそのまま書く。あとから都合のよい数字に変えたり、結果が違う回を消したりしません。
- 表を見て、条件ごとの違いを比べる。必要なら平均を計算し、最後に分かったことを書きます。
実験データの表の例
次は、同じ大きさの氷を日なたと日かげに置き、とけるまでの時間を測った場合の例です。
| 実験の回数 | 置いた場所 | とけるまでの時間(分) | 気づいたこと |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 日なた | 18 | 表面から小さくなった |
| 2回目 | 日なた | 20 | 水が早く出てきた |
| 3回目 | 日なた | 19 | 少しずつ小さくなった |
| 1回目 | 日かげ | 31 | ゆっくり小さくなった |
| 2回目 | 日かげ | 29 | 水が少なかった |
| 3回目 | 日かげ | 30 | 形が長く残った |
この表では、「日なた」「日かげ」が比べる条件、「とけるまでの時間」が測った結果です。「分」という単位も見出しに入っているため、数字だけを見ても何を表しているか分かります。
条件ごとに分けて表を作る方法
条件が多い実験では、条件ごとに列を分けると比較しやすくなります。たとえば、水の温度による砂糖のとけ方を調べる場合は、次のようにまとめられます。
| 水の温度 | 1回目(秒) | 2回目(秒) | 3回目(秒) | 平均(秒) |
|---|---|---|---|---|
| 20℃ | 85 | 82 | 86 | 84.3 |
| 40℃ | 54 | 51 | 53 | 52.7 |
| 60℃ | 36 | 35 | 37 | 36.0 |
平均は、3回分の数値を足して、3で割ると求められます。たとえば20℃の場合は、「85+82+86=253」「253÷3=84.3」となります。小数が出たときは、計算した数値をそのまま書くか、何桁まで表示するかをそろえます。
見やすい表にするためのポイント
- 表にタイトルを付ける。「水の温度と砂糖がとける時間」のように、何の実験か分かる名前にします。
- 単位を書く。「時間(分)」「長さ(cm)」「重さ(g)」のように、項目名の近くに入れます。
- 条件をそろえる。使う量、測る場所、測る時間などをできるだけ同じにします。
- 数字の書き方をそろえる。「2分」と「120秒」を同じ表で混ぜず、どちらかの単位に統一します。
- 空らんの意味を説明する。測れなかった場合は、空白にせず「測定できず」などと書きます。
- 表とグラフを使い分ける。細かい数値を残すなら表、条件ごとの違いを見せるならグラフが向いています。
表のあとに書く「分かったこと」
表を作っただけで終わらず、数値を比べて分かったことを書きます。感想だけでなく、表の数字を使うと説得力が出ます。
たとえば、「日なたの氷は3回の平均が19分、日かげは30分だった。日なたのほうが、日かげより早くとけた」と書けます。
ただし、実験結果だけで理由まで断定できない場合は、「日なたのほうが早くとけたと考えられる」のように書きます。また、気温や風など、ほかの条件が違っていた場合は、その影響があった可能性も記録しておきます。
提出前の確認
- 表だけで、何を比べた実験か分かるか
- すべての数値に単位があるか
- 実験した回数や条件が書かれているか
- 数値の書き間違いがないか
- 平均の計算が合っているか
- 表の結果を使って、分かったことを書いているか
自由研究の実験データは、「条件」「測った結果」「単位」「回数」をそろえて表にすると、読み手に伝わりやすくなります。まずは実験前に表の枠を作り、測った数値をその場で記録するのがポイントです。







