小学生低学年の自由研究には、身近な材料でできて、変化を見つけやすいテーマがおすすめです。たとえば「どの氷が早くとけるか」「野菜の切り方で浮き方は変わるか」「アリはどんな食べ物が好きか」などがあります。
低学年では、難しい実験を一人で行うよりも、予想を立てて、比べて、結果を絵や表にまとめるテーマが取り組みやすいでしょう。
小学生低学年におすすめの自由研究テーマ
| テーマ | 調べること | 用意するもの |
|---|---|---|
| 氷はどこで早くとける? | 日なた、日かげ、室内などで氷がとける速さを比べる | 氷、皿、時計、記録用紙 |
| どの紙ひこうきがよく飛ぶ? | 折り方によって飛ぶ距離が変わるか調べる | 同じ大きさの紙、メジャー |
| 野菜やくだものは水に浮く? | 種類や大きさによって浮くか沈むかを比べる | 透明な容器、水、野菜やくだもの |
| どの砂糖が早くとける? | 角砂糖、粉砂糖などのとけ方を比べる | 砂糖、水、コップ、スプーン、時計 |
| 音の大きさを比べよう | たたく物や場所によって音が変わるか調べる | 空き箱、スプーン、紙など |
| 植物の葉の形を調べよう | 葉の大きさ、形、色、手ざわりを比べる | 葉、画用紙、定規、色鉛筆 |
| アリは何が好き? | 砂糖、パン、野菜などへの集まり方を観察する | 少量の食べ物、紙、観察記録 |
| 身近な水のにごりを比べよう | 水道水、池の水などの見た目やにおいを比べる | 透明な容器、観察する水、記録用紙 |
すぐに取り組める実験系のテーマ
氷はどこで早くとける?
氷を日なた、日かげ、冷房のきいた部屋などに置き、どこで早くとけるかを比べます。低学年でも変化が分かりやすく、写真や絵でまとめやすいテーマです。
- 同じ大きさの氷を用意する。
- 氷を置く場所を3か所決める。
- 同じ時刻に氷を置く。
- 5分ごと、または10分ごとに大きさや形を記録する。
- 一番早くとけた場所と、遅かった場所を比べる。
置く場所や氷の大きさをそろえると、比べやすくなります。「なぜその場所で早くとけたと思うか」も書くと、研究らしくなります。
野菜やくだものは水に浮く?
身近な野菜やくだものを水に入れ、浮くか沈むかを調べます。大きさを変えたり、皮をむいたりして、条件を追加することもできます。
- 透明な容器に水を入れる。
- 調べる野菜やくだものを1種類ずつ入れる。
- 浮いたか沈んだかを記録する。
- 同じ種類で、大きいものと小さいものを比べる。
- 結果を絵や表にまとめる。
食品を使う場合は、実験に使ったものを食べないようにします。水をこぼしてもよい場所で行いましょう。
どの砂糖が早くとける?
角砂糖、粉砂糖、グラニュー糖などを同じ量の水に入れ、とけるまでの時間を比べます。水の温度やかき混ぜ方をそろえることがポイントです。
「粉のほうが早くとけるのではないか」のように予想を書いてから実験すると、結果との違いを考えられます。熱いお湯を使う場合は、やけどを防ぐため必ず大人と一緒に行ってください。
観察するだけでもできるテーマ
植物の葉の形を調べよう
家の近くや公園にある植物の葉を観察し、形、大きさ、色、手ざわりを比べます。採取してよい場所か確認し、採ってはいけない植物は写真で記録します。
- 葉の長さと幅
- 葉の形
- 葉の表と裏の色
- 葉のふちの形
- 葉のつき方
集めた葉を画用紙に貼る場合は、植物の名前、見つけた場所、見つけた日も書きましょう。名前が分からない植物は、無理に断定せず「名前は調査中」としても構いません。
アリは何が好き?
アリが見つかる場所に、砂糖やパンなどを少量置き、どの食べ物に集まりやすいかを観察します。ただし、食べ物を置いてよい場所かを確認し、観察後は必ず片づけてください。
アリの数を数えるときは、同じ時間に観察すると比べやすくなります。アリを触ったり、巣を壊したりせず、安全な距離から観察しましょう。
雲の形と天気を記録しよう
毎日同じ時刻に空を見て、雲の形、量、天気、気温などを記録します。数日から1週間ほど続けると、天気の変化に気づきやすくなります。
空の写真を撮ったり、雲の絵を描いたりすると、文字だけよりも分かりやすくなります。外に出るときは、車や自転車に注意し、暑い日は長時間観察しないでください。
工作を取り入れた自由研究テーマ
どの紙ひこうきが一番飛ぶ?
折り方の違う紙ひこうきを作り、飛んだ距離を比べます。紙の大きさや種類、投げる場所をそろえると、折り方による違いを調べやすくなります。
- 同じ大きさの紙で、折り方の違う紙ひこうきを3種類作る。
- 投げる人と投げる場所を同じにする。
- それぞれ数回ずつ飛ばす。
- 飛んだ距離を測る。
- 平均や一番長く飛んだ距離を比べる。
一度だけの結果では偶然の影響を受けるため、複数回試すのがポイントです。人や車のいない広い場所で行いましょう。
音がよく響くものを調べよう
空き箱、紙コップ、缶などを軽くたたき、音の高さや大きさを比べます。たたく強さが毎回変わると結果も変わるため、同じ人が同じくらいの強さで試します。
耳を痛めるほど大きな音を出したり、人の近くで試したりしないようにします。音を数値で測れない場合は、「高い」「低い」「大きい」「小さい」などの言葉で記録できます。
低学年の自由研究をまとめる方法
自由研究は、次の順番でまとめると、調べたことが伝わりやすくなります。
- 題名:何を調べたかを書く。
- きっかけ:なぜ調べようと思ったかを書く。
- 予想:どうなると思ったかを書く。
- 方法:使ったものと、試した順番を書く。
- 結果:表、絵、写真、数などで示す。
- 分かったこと:結果から気づいたことを書く。
- 感想:驚いたことや、次に試したいことを書く。
低学年では、文章を長く書く必要はありません。結果を絵や写真で示し、「予想と同じだった」「思っていたのと違った」など、自分の言葉で書くことが大切です。
テーマを選ぶときのポイント
迷ったときは、次の3つを満たすテーマを選ぶと取り組みやすくなります。
- 家や学校の近くで材料を用意できる
- 1日から1週間程度で結果が出る
- 同じ条件で比べられる
「調べたいことが多すぎる」ときは、テーマを一つに絞ります。たとえば「植物を調べる」ではなく、「葉の大きさを比べる」「葉の形を比べる」のようにすると、観察する内容がはっきりします。
火、刃物、薬品、熱湯、電気製品を使う実験は、子どもだけで行わないでください。保護者が危険な作業を担当し、低学年の子どもは観察や記録を中心に進めると安全です。
小学生低学年の自由研究では、身近なものを使って「予想する・比べる・記録する」テーマがおすすめです。まずは、子どもが「なぜだろう」と思ったことを一つ選び、結果を絵や表にまとめてみましょう。







