自由研究の聞き取り調査のまとめ方は?

自由研究の聞き取り調査のまとめ方は?

自由研究の聞き取り調査は、聞いた内容をそのまま並べるのではなく、調査の目的・方法・結果・分かったことの順にまとめると伝わりやすくなります。インタビューした相手の答えを整理し、自分の考えや調査前との違いも加えることがポイントです。

自由研究の聞き取り調査はこの順番でまとめる

聞き取り調査のレポートは、次の順番にすると読みやすくなります。

  1. 研究した理由や調べたいこと
  2. 聞き取り調査をした相手
  3. 調査した日時・場所・方法
  4. 聞いた質問と回答
  5. 分かったこと
  6. 調査をして考えたこと
  7. 参考にしたもの

最初に「何を知りたくて、誰に、どのように聞いたのか」を書くと、その後の結果が分かりやすくなります。

1. 研究した理由や調べたいことを書く

まず、なぜそのテーマを選んだのかを書きます。きっかけは、身近な疑問や自分の体験から考えると書きやすくなります。

たとえば、地域のお祭りについて聞き取り調査をした場合は、次のように書けます。

近所のお祭りに毎年参加しているが、いつから始まり、どのような思いで続けられているのか知らなかった。そこで、祭りの運営に関わっている人に話を聞くことにした。

「何について調べるのか」だけでなく、「なぜ調べたいと思ったのか」も書くと、自分らしい自由研究になります。

2. 誰に聞いたのかを説明する

聞き取り調査をした相手について、研究に必要な範囲で説明します。名前を出す場合は、本人の許可を取ってください。

  • どのような立場の人か
  • 調査テーマとどのような関係があるか
  • 何年くらいその活動をしているか

たとえば、「地域の祭りを20年間運営している人」「農家として野菜を育てている祖父」などです。名前や住所など、個人が特定される情報は、必要がなければ書かないようにします。

3. 調査の日時・場所・方法を書く

いつ、どこで、どのように調べたのかを記録します。聞き取り調査の方法には、直接会って話を聞く方法、電話で聞く方法、オンラインで聞く方法などがあります。

項目 書く内容の例
調査日 2026年8月10日
調査場所 公民館の会議室
調査相手 地域のお祭りの運営委員
調査方法 事前に用意した質問をもとに、30分間話を聞いた

録音や写真撮影をした場合は、事前に相手の許可を取ったことも書いておくと安心です。

4. 質問と回答を整理する

聞き取り調査の結果は、質問と回答を対応させてまとめます。質問した順番に並べる方法と、内容ごとに分ける方法があります。

質問と回答を表にする方法

質問が少ない場合は、表にすると見やすくなります。

質問 回答
お祭りはいつから始まりましたか。 約50年前に、地域の人たちが始めたそうです。
続けるうえで大切なことは何ですか。 準備をする人たちが協力することだそうです。
大変なことは何ですか。 参加する人が減っていることだそうです。

内容ごとに分ける方法

質問が多い場合は、回答を次のようなテーマごとに整理します。

  • 始まったきっかけ
  • 昔と今の違い
  • 続けるための工夫
  • 困っていること
  • これからの目標

同じ内容の回答をまとめられるため、調査結果の特徴が見つけやすくなります。

回答をそのまま書くときの注意点

聞いた話をまとめるときは、意味を変えないように注意します。長い話は短く整理してもかまいませんが、聞いていない内容を付け足してはいけません。

回答を短くまとめた場合は、「〜と話していた」「〜とのことだった」のように書くと、聞き取り調査の結果だと分かります。

印象に残った言葉をそのまま紹介したい場合は、かぎ括弧を使います。ただし、実際に聞いた言葉と、自分が要約した内容を混同しないようにしましょう。

5. 聞き取り調査で分かったことを書く

結果を並べた後に、回答から分かったことを整理します。単に「いろいろ分かった」と書くのではなく、調査前の予想と比べて考えると、内容が深まります。

たとえば、次のようにまとめられます。

調査前は、お祭りは昔から自然に続いてきたものだと思っていた。しかし、実際には、毎年多くの人が準備をし、役割を分担していることが分かった。また、参加する人が減っているため、続けるための工夫も必要になっている。

「新しく知ったこと」「予想と違ったこと」「複数の回答に共通していたこと」を探すと、考察につながります。

6. 自分の考えや感想を書く

最後に、聞き取り調査をして自分がどう考えたかを書きます。感想だけで終わらせず、回答のどの部分からそう考えたのかを示すことが大切です。

  • 調査前と考えが変わったこと
  • 特に印象に残った回答
  • 調査をして新しく生まれた疑問
  • これから自分にできそうなこと

たとえば、「地域の行事を続けるには、運営する人だけでなく、参加する人も必要だと考えた。まずは家族にお祭りの由来を伝え、来年は準備の手伝いにも参加してみたい」のように書けます。

聞き取り調査のまとめ方の例

自由研究全体は、次のような形でまとめられます。

題名

地域のお祭りはどのように続いてきたのか

調べようと思った理由

毎年参加しているお祭りが、いつからどのように続いてきたのか知りたいと思ったから。

調査方法

2026年8月10日に、公民館でお祭りの運営委員に質問をした。調査時間は30分で、事前に用意した質問を使った。

調査結果

お祭りは約50年前に始まり、地域の人たちが協力して準備を続けてきた。現在は参加者が減っているため、子どもが楽しめる企画を増やす工夫をしている。

分かったこと・考えたこと

お祭りは、行事そのものが自動的に続くのではなく、準備をする人たちの協力によって続いていることが分かった。これからも続けるには、若い世代に活動を知ってもらうことが大切だと思う。

聞き取り調査をまとめるときのチェックリスト

提出する前に、次の項目を確認しましょう。

  • 調べたいことが最初に書かれている
  • 誰に、いつ、どこで聞いたかが分かる
  • 質問と回答の組み合わせが分かる
  • 聞いていない内容を付け足していない
  • 分かったことと自分の考えを分けている
  • 写真や録音を使う許可を取っている
  • 個人情報を必要以上に書いていない
  • 誤字や聞き間違いがないか確認している

自由研究の聞き取り調査は、「なぜ調べたか」「どのように聞いたか」「何が分かったか」「自分はどう考えたか」の4点をそろえると、内容が伝わりやすくなります。回答を並べるだけでなく、調査前の予想と比べて考えると、より説得力のあるまとめになります。