自由研究の結論は、調べたり実験したりして分かったことを、最初の予想と比べながら短くまとめます。「分かったこと」「予想と同じだったか」「なぜそうなったと思うか」の3つを書くと、伝わりやすい結論になります。
自由研究の結論の基本的な書き方
結論は、次の順番で書くと整理しやすくなります。
- 研究して分かったことを書く
- 最初の予想と比べる
- 結果から考えたことを書く
たとえば、氷がどの場所で早くとけるかを調べた場合は、次のように書けます。
「氷は、日なたに置いたものが一番早くとけました。日なたは、日かげや冷房のきいた部屋より温度が高かったからだと思います。最初は日なたと日かげではあまり変わらないと予想していましたが、予想と違う結果になりました。」
結論に入れる3つの内容
1. 研究して分かったこと
実験や調査の結果を、いちばん大切な部分から書きます。表やグラフを見て、どれが一番多かったか、早かったか、大きかったかなどをまとめましょう。
例:「水の量が多いほど、沸騰するまでに時間がかかりました。」
2. 予想と同じだったか
研究を始める前に予想を書いた場合は、結果が予想と同じだったか、違っていたかを書きます。予想が外れても間違いではありません。予想と違った理由を考えることも、自由研究の大切な部分です。
例:「最初は赤い花が一番長持ちすると予想しましたが、実際には白い花が一番長持ちしました。」
3. 結果から考えたこと
なぜその結果になったのか、結果からどんなことが言えるのかを書きます。実験だけで理由を確かめていない場合は、「考えられます」「と思います」のように書くと、言い切りすぎません。
例:「日なたの氷が早くとけたのは、日光で氷が温められたからだと考えられます。」
そのまま使える結論の書き方テンプレート
次の文章に、自分の研究内容を入れて使えます。
「今回の研究で、(分かったこと)ということが分かりました。最初は(最初の予想)と予想していましたが、結果は(予想と同じ・予想と違った)でした。これは、(結果になった理由や、結果から考えたこと)からだと思います。」
予想をしていなかった場合は、次の形でも書けます。
「調べる前はよく分かりませんでしたが、調べてみると(分かったこと)ということが分かりました。特に(一番印象に残った結果)が意外でした。次は(さらに調べたいこと)も調べてみたいです。」
実験の自由研究の結論例
例1:氷がとける速さを調べた場合
「氷は、冷房のきいた部屋、日かげ、日なたの順に早くとけました。最初は日なたに置いた氷が一番早くとけると予想していたので、予想どおりでした。日なたは温度が高く、氷が温められたため、早くとけたと考えられます。」
例2:植物の成長を調べた場合
「日光を当てたアサガオのほうが、暗い場所に置いたアサガオより大きく成長しました。植物は日光があるほうがよく育つと予想していたので、予想どおりの結果でした。ただし、日光だけでなく、水の量や気温も成長に関係していると思います。」
例3:水の温度と溶ける速さを調べた場合
「砂糖は、冷たい水よりも温かい水のほうが早く溶けました。温かい水では、水の中の動きが大きくなり、砂糖が広がりやすくなるからだと思います。水の温度が高いほど、砂糖は早く溶けるという予想と同じ結果になりました。」
観察の自由研究の結論例
例:アリの行動を観察した場合
「アリは、気温が高い昼ごろに多く見つかり、雨が降った後にはあまり見つかりませんでした。アリは暖かいときに活動しやすく、雨の日や雨の後は巣の近くにいることが多いのではないかと考えました。観察した日数が少ないので、季節や天気を変えて調べると、さらに詳しく分かると思います。」
調べ学習の自由研究の結論例
例:地域の特産品を調べた場合
「調べた地域では、気候や土地の特徴を生かして野菜を作っていることが分かりました。特産品が生まれた理由は、その地域の気温や土、水などが栽培に適しているからだと考えられます。実際に食べたり、作っている人に話を聞いたりすると、さらに詳しく調べられると思います。」
結論と感想は何が違う?
結論は、研究の結果から分かったことを書く部分です。一方、感想は「やってみて楽しかった」「大変だった」「意外だった」など、自分の気持ちを書く部分です。
| 書く内容 | 例 |
|---|---|
| 結論 | 温かい水のほうが、砂糖が早く溶けた。 |
| 感想 | 温度を測るのが少し大変だったが、結果がはっきりして楽しかった。 |
「楽しかった」だけでは結論になりません。まず分かったことを書き、その後に感想を加えましょう。
結論を書くときの注意点
- 結果をもう一度すべて並べるのではなく、一番大切なことをまとめる
- 実験していないことまで、決まった事実のように書かない
- 予想と違っても、結果を正直に書く
- 「絶対に」「必ず」と言い切らず、調べた範囲で書く
- 結果の数字や単位を、表やグラフと同じにする
たとえば、1日だけ観察した結果なら、「いつでもそうなる」とは書かず、「今回の観察ではそうなった」と書きます。
提出前のチェックリスト
- 研究して分かったことを書いている
- 最初の予想と比べている
- 結果の理由を、自分の言葉で考えている
- 表やグラフの結果と内容が合っている
- 感想だけで終わっていない
- 次に調べたいことがあれば書いている
自由研究の結論は、「何が分かったか」「予想と同じだったか」「なぜそうなったか」を順番に書けば、まとまりやすくなります。自分の実験や調査の結果に合わせて、テンプレートの言葉を置き換えてみましょう。







