小学生の自由研究における研究計画の書き方は?

小学生の自由研究における研究計画の書き方は?

小学生の自由研究の研究計画は、「何を調べるのか」「なぜ調べるのか」「どのように調べるのか」を、研究を始める前に整理して書きます。結果や感想はまだ書かず、調べる内容と手順を具体的に決めることが大切です。

自由研究の研究計画に書く内容

研究計画には、次の項目を入れると、調査や実験を進めやすくなります。

項目 書く内容
研究テーマ 何について調べるか
研究のきっかけ なぜ疑問に思ったのか
調べたいこと 研究で明らかにしたい疑問
予想 調べる前に考えた答え
方法 何を使い、どのように調べるか
記録すること 時間、回数、変化など、残すデータ
予定 いつ、どの作業をするか
注意点 安全のために気をつけること

研究計画の書き方を順番に説明

1. 研究テーマを決める

最初に、自由研究で調べる内容を一文で書きます。「植物について調べる」のように広すぎるテーマより、「日なたと日かげで植物の成長は変わるか」のように、比べるものや調べることを入れると具体的になります。

テーマを決めるときは、次のように疑問の形にすると考えやすくなります。

  • なぜ〇〇になるのだろう
  • 〇〇と△△では、どちらが大きく変わるだろう
  • 〇〇すると、どのような変化が起こるだろう

2. 研究のきっかけを書く

そのテーマを選んだ理由を書きます。自分の体験や、普段から不思議に思っていたことをもとにすると、自分らしい研究計画になります。

たとえば、次のように書けます。

「冷蔵庫から出した飲み物に水滴がついていたので、どのような条件で水滴がつきやすいのか調べたいと思った。」

3. 調べたいことを一つに絞る

「何を明らかにしたいのか」を、できるだけ一つの質問にします。調べたいことがいくつもあると、実験や観察の結果を比べにくくなります。

たとえば、「氷はどこで一番早くとけるか」という質問なら、置く場所を変えて、氷がとけるまでの時間を比べます。

4. 予想を書く

予想には、調べる前に考えた答えを書きます。正しい答えを書く必要はありません。大切なのは、なぜそう考えたのかという理由も書くことです。

例:「日なたに置いた氷が一番早くとけると思う。日なたのほうが、日かげよりもあたたかいからだ。」

5. 方法を具体的に書く

方法は、別の人が読んでも同じ調査や実験ができるように書きます。「調べる」だけで終わらせず、使う物、数、場所、時間、手順を決めておきましょう。

実験の場合は、次の点をそろえると比べやすくなります。

  • 比べる条件以外は、できるだけ同じにする
  • 使う物の大きさや数をそろえる
  • 測る時間や場所を決める
  • 結果を記録する方法を決める

たとえば氷のとけ方を比べるなら、同じ大きさの氷を用意し、「日なた・日かげ・室内」に一つずつ置きます。そして、5分ごとに大きさや重さを記録します。

6. 記録する内容を決める

研究を始める前に、何を記録するか決めておくと、結果をまとめやすくなります。時間、長さ、重さ、回数、色、形など、テーマに合う項目を選びます。

数値で比べられるものは、表にすると変化が分かりやすくなります。観察した様子を写真や絵で記録する方法もあります。

7. 研究の予定を書く

「いつ、何をするか」を決めます。自由研究に使える日数を確認し、無理のない予定にします。

日 すること
1日目 テーマを決め、道具を準備する
2〜4日目 同じ方法で観察や実験を行う
5日目 結果を表やグラフにする
6日目 分かったことと感想を書く
7日目 全体を読み直して仕上げる

何日もかかる観察では、旅行や学校行事などで記録できない日がないかも確認します。

8. 安全に関する注意を書く

火、熱湯、薬品、刃物、電気製品などを使う場合は、必ず保護者に相談してください。危険な作業は一人で行わず、必要に応じて大人に手伝ってもらいます。

外で観察する場合は、車や自転車に注意し、立ち入り禁止の場所や私有地には入らないようにします。

そのまま使える研究計画のテンプレート

次の項目をノートに書き、空欄を自分の研究内容に置き換えます。

研究テーマ:__________

研究のきっかけ:__________

調べたいこと:__________

予想:__________

予想した理由:__________

使う物:__________

調べ方・実験の手順:

  1. __________
  2. __________
  3. __________

記録すること:__________

研究の予定:__________

安全のための注意:__________

記入例「氷はどこで一番早くとけるか」

実験の研究計画は、次のように書けます。

研究テーマ 氷は、日なた・日かげ・室内のどこで一番早くとけるか
研究のきっかけ 暑い日に氷を外に置いたら、すぐに小さくなったから
調べたいこと 置く場所によって、氷がとける速さは変わるか
予想 日なたに置いた氷が一番早くとけると思う
使う物 同じ大きさの氷3個、皿3枚、時計、定規、記録用紙
方法 同じ大きさの氷を、日なた・日かげ・室内に一つずつ置く。5分ごとに氷の大きさを測って記録する
記録すること 置いた場所、経過時間、氷の大きさ、見た目の変化
注意点 氷を置く場所を途中で変えない。暑い日は無理をせず、大人と相談して行う

この例では、「置いた場所」が比べる条件です。氷の大きさや測る時間をそろえることで、場所による違いを比べやすくします。

研究計画を書くときの注意点

  • 「いろいろ調べる」のように、内容をぼかさない
  • 一度にたくさんのことを比べすぎない
  • 結果が決まっているように書かず、予想として書く
  • 道具が用意できるか、期間内に終わるかを確認する
  • 危険な実験を一人で行わない

研究計画を書き終えたら、実際にその手順で調べられるかを確認します。「何を比べるのか」「何を記録するのか」「いつまでに終えるのか」が決まっていれば、研究を始める準備ができています。