小学生の自由研究で冷蔵庫の温度を調査するなら、同じ温度計を使い、場所や時間を変えて何度も測り、違いを表やグラフにまとめる方法がおすすめです。冷蔵庫の中は、置く場所やドアの開閉によって温度が変わるため、「どこが一番温度が低いか」「時間帯で温度は変わるか」といった疑問を調べられます。
冷蔵庫の温度調査に必要なもの
まず、次のものを用意します。
- 冷蔵庫で使える温度計
- 記録用紙やノート
- 筆記用具
- 時計
- 温度計を置くための小さな容器
温度計は、冷蔵庫内で使えるものを選びます。冷蔵庫の設定画面に表示される温度は、庫内の実際の温度と同じとは限らないため、同じ温度計で測ると場所ごとの比較がしやすくなります。
調べるテーマを決める
最初に「何を比べるのか」を一つ決めます。調査する場所を増やしすぎると記録が大変になるため、2〜4か所程度にするとまとめやすいでしょう。
テーマの例
- 冷蔵庫の上段・中段・下段では、どこが一番冷たいか
- 冷蔵室の奥とドアポケットでは、温度に違いがあるか
- 朝・昼・夜で冷蔵庫の温度は変わるか
- ドアを開けた直後と、しばらく閉めた後で温度は違うか
たとえば、「冷蔵室の奥とドアポケットでは、どちらが冷たいのか」というテーマなら、同じ時刻に2か所を測って比べます。
冷蔵庫の温度を調査する手順
測る場所と時刻をそろえることが、比べやすい調査にするポイントです。
- 調査する場所を決めます。例として、冷蔵室の奥、中央、ドアポケットの3か所にします。
- 調査する時刻を決めます。朝・昼・夜に測る場合は、毎日できるだけ同じ時刻にします。
- 温度計を測る場所に置きます。食品の上や冷気が直接出る場所ではなく、毎回できるだけ同じ条件にします。
- 冷蔵庫のドアを閉め、温度計の説明書に従って温度が落ち着くまで待ちます。
- 温度計の数字を読み取り、時刻と場所と一緒に記録します。
- 同じ場所を1回だけでなく、数日間くり返し測ります。
- 場所ごとの平均値を計算し、表やグラフにまとめます。
温度計を読むときは、目の高さを温度計の表示に合わせると、数字を読み間違えにくくなります。温度計を動かした直後に測ると結果が安定しないことがあるため、毎回同じ待ち時間にすることも大切です。
記録用紙の書き方
次のような表を作ると、温度の違いを比べやすくなります。
| 日付 | 時刻 | 測った場所 | 温度 | 気づいたこと |
|---|---|---|---|---|
| 1日目 | 朝 | 冷蔵室の奥 | __℃ | ドアを開ける前に測った |
| 1日目 | 朝 | ドアポケット | __℃ | 飲み物が入っていた |
実際の測定値は、使う冷蔵庫、季節、食品の量、ドアを開けた回数などによって変わります。ほかの人の測定結果をそのまま自分の結果として使わず、自分で測った数値を記録しましょう。
温度を比べるときの計算方法
同じ場所を何日か測ったら、平均温度を計算できます。平均は、測った温度をすべて足して、測った回数で割ります。
平均温度=測った温度の合計÷測った回数
たとえば、ある場所を3回測って、4℃、5℃、4℃だった場合は、次のように計算します。
(4+5+4)÷3=4.33……
この場合、平均温度は約4.3℃です。小数をどこまで書くかは、温度計の表示に合わせて決めるとよいでしょう。
より正確に調べるためのポイント
冷蔵庫の温度は、測り方によって結果が変わります。次の条件をそろえると、場所や時間の違いを比べやすくなります。
- 毎回同じ温度計を使う
- 同じ場所では、温度計を同じ位置に置く
- 温度計を置いてから読むまでの時間をそろえる
- 測定前にドアを開ける時間をできるだけ短くする
- 1回だけで判断せず、数日間くり返す
- 冷蔵庫の設定温度や、測定日の気温も記録する
ドアを開けた直後の温度を調べる場合は、通常の温度調査と分けて記録します。ドアを開けた時間や、何分後に測ったかも書いておくと、温度の変化を説明しやすくなります。
冷蔵庫の温度調査で気をつけること
調査中も、食品を長時間冷蔵庫の外に出さないようにします。温度計を置くために食品を動かす場合は、保護者と一緒に短時間で行いましょう。
温度計を冷凍室に入れるときは、その温度計が冷凍室に対応しているか確認してください。水銀を使った温度計や、冷蔵庫での使用が認められていない温度計は使わないでください。
また、冷蔵庫の奥にある冷気の吹き出し口や、電気部品には触れないようにします。調査のために冷蔵庫の設定を変えたり、ドアを開けたままにしたりする必要はありません。
自由研究のまとめ方
レポートは、次の順番でまとめると調査の流れが伝わります。
- 調査のきっかけ:なぜ冷蔵庫の温度を調べようと思ったのかを書く。
- 予想:どの場所が一番冷たいと思ったのか、その理由を書く。
- 調査方法:使った温度計、測った場所、時刻、回数を書く。
- 結果:測定値を表や折れ線グラフにする。
- 考察:場所や時間でどのような違いがあったかを書く。
- 分かったこと:予想と結果が同じだったか、違ったかを書く。
- 次に調べたいこと:季節や食品の量を変えるとどうなるかなどを書く。
考察では、「ドアポケットの温度が高かった」という結果だけでなく、「ドアを開けたときに外の空気が入りやすい場所なので、その可能性がある」のように、結果から考えた理由を書きます。ただし、今回の調査だけで原因を断定せず、「考えられる」と表現すると正確です。
冷蔵庫の温度調査は、測る場所・時刻・待ち時間をそろえ、数日間の結果を表やグラフで比べると、自由研究としてまとめやすくなります。まずは保護者と調査場所を決め、同じ温度計で安全に測定を始めましょう。







