小学生の植物の成長を記録する自由研究は、同じ植物を同じ条件で育て、決まった間隔で高さ・葉の数・見た目を記録するとまとめやすくなります。写真や絵を加え、最後に「どのように変化したか」「なぜ変化したか」を考察すると、観察日記だけでなく研究らしい内容になります。
植物の成長を記録する自由研究の進め方
- 調べたいことを決める
「植物は何日でどのくらい伸びるのか」「日なたと日陰で成長に違いはあるのか」など、知りたいことを一つ決めます。 - 観察する植物と期間を決める
アサガオ、ヒマワリ、ミニトマト、インゲンマメなど、成長の変化を見つけやすい植物が向いています。発芽から観察する場合は、種をまく日を記録しておきます。 - 育てる条件をそろえる
同じ種類の植物を使い、鉢の大きさ、土の量、水やりの量、置き場所などをできるだけそろえます。条件を変えて比べる場合は、一度に変える条件を一つにします。 - 観察日を決める
毎日、または2日に1回など、同じ間隔で観察します。観察する時刻もできるだけそろえると、変化を比べやすくなります。 - 数値と様子を記録する
草丈、葉の数、葉の大きさ、花の数などを測ります。葉の色、茎の様子、つぼみや花の有無も文章や絵で記録します。 - 表やグラフにまとめる
観察結果を表に整理し、日数と草丈の変化を折れ線グラフにすると、成長の速い時期が分かります。 - 分かったことと考えたことを書く
記録を見返し、「最初の1週間はあまり伸びなかったが、その後に伸びが大きくなった」など、実際の結果をもとに考察します。
用意するもの
- 観察する植物の種や苗
- 鉢、土、受け皿
- 定規またはメジャー
- 観察ノートや記録用紙
- 筆記用具
- カメラやスマートフォン(使える場合)
写真を撮る場合は、毎回できるだけ同じ場所、同じ向き、同じ距離から撮影します。植物の横に定規を置いて撮影すると、大きさの変化も比べやすくなります。
記録する項目と書き方
次のような表を作ると、観察結果を整理しやすくなります。
| 観察日 | 観察を始めてからの日数 | 草丈 | 葉の数 | 植物の様子 | 天気や気づいたこと |
|---|---|---|---|---|---|
| ○月○日 | 1日目 | ○cm | ○枚 | 茎がまっすぐ | 晴れ、水やりをした |
| ○月○日 | ○日目 | ○cm | ○枚 | 葉が大きくなった | 前回との違いを書く |
草丈は、土の表面から植物の一番高い部分までを測ります。測る場所を毎回そろえ、「葉の先まで含める」などのルールを最初に決めておくと、記録にばらつきが出にくくなります。
比較する自由研究にする方法
成長の条件を比べたい場合は、植物を二つ以上用意し、片方だけ条件を変えます。例えば、日なたと日陰を比べるなら、植物の種類、鉢、土、水やりの量をそろえ、置き場所だけを変えます。
| 比べる条件 | 変えるもの | そろえるもの |
|---|---|---|
| 日なたと日陰 | 置き場所 | 植物の種類、鉢、土、水やり |
| 水やりの回数 | 水やりの回数 | 置き場所、植物の種類、鉢、土 |
| 肥料の有無 | 肥料を与えるかどうか | 置き場所、水やり、植物の種類 |
ただし、植物の成長には日光、温度、水分、土、種の個体差など複数の要因が関係します。結果に違いが出ても、記録していない条件が影響した可能性があるため、「必ずこの条件が原因」と断定せず、「今回の観察ではこのような傾向が見られた」とまとめると正確です。
自由研究のまとめ方
レポートは、次の順番でまとめると読みやすくなります。
- 題名:「日なたと日陰で植物の成長を比べる」など、内容が分かる題名にします。
- 調べようと思った理由:植物の成長について疑問に思ったことを書きます。
- 予想:観察前に、どちらがよく成長すると思ったかを書きます。
- 準備したものと方法:植物の種類、観察期間、測定方法、育てた条件を書きます。
- 結果:記録表、グラフ、写真、絵を使って変化を示します。
- 考察:予想と結果を比べ、成長の違いや理由を考えます。
- 感想と今後の疑問:観察して分かったことや、さらに調べたいことを書きます。
失敗しにくくするポイント
- 観察日、時刻、天気を記録する
- 測定する場所や方法を毎回そろえる
- 水やりをした量や回数も書く
- 写真だけでなく、草丈や葉の数も数値で残す
- 旅行などで観察できない日があれば、そのことも記録する
- 鉢を置く場所は、倒れたり人の通行を邪魔したりしない安全な場所にする
短期間で終える場合は、すでに芽が出ている苗を使うと変化を記録しやすくなります。種から始める場合は、発芽するまでの日数に差が出ることがあるため、観察期間に余裕を持たせます。
植物の成長を記録する自由研究では、同じ条件で育て、決まった間隔で数値・写真・気づいたことを残すことが大切です。最後に表やグラフで変化を示し、実際の記録から分かったことを考察すれば、分かりやすい研究にまとめられます。







