自由研究の引用は、調べた文章や写真、図などをそのまま使ったときに、どこから使った情報なのかを示すために書きます。本文中で「どの部分が引用か」を分かるようにし、最後に本やウェブサイトなどの出典をまとめます。
自由研究で引用を書く基本の形
引用するときは、次の3点をそろえると分かりやすくなります。
- 引用した文章や図を、引用符などで区別する
- 引用した部分の近くに、番号や出典名を書く
- 研究の最後に、出典の詳しい情報をまとめる
短い引用なら、本文の中に「『〇〇』と説明されています」のように書きます。長い文章をそのまま写すのではなく、自分の言葉でまとめた場合も、参考にした本やサイトを示しましょう。
本を引用するときの書き方
本を使った場合は、著者名、書名、出版社名、出版年、引用したページを書きます。
参考文献の例は次のとおりです。
山田太郎『昆虫のひみつ』〇〇出版社、2023年、12ページ。
本文中で引用する場合は、次のように書けます。
「カブトムシは夜に活動する昆虫です。」(山田太郎『昆虫のひみつ』〇〇出版社、2023年、12ページ)
本の情報がすべて分からないときは、分かる範囲で書きます。ただし、同じ本を使った人が見つけられるように、書名と著者名はできるだけ正確に記録してください。
ウェブサイトを引用するときの書き方
ウェブサイトを使った場合は、ページのタイトル、サイト名、URL、見た日を書きます。ウェブページは内容が変わったり、公開が終了したりすることがあるため、見た日も記録しておくと親切です。
参考文献の例は次のとおりです。
「〇〇について」〇〇市公式ウェブサイト、https://example.com/、2026年9月24日閲覧。
ページのタイトルやサイト名が分からない場合でも、分かる情報を省略せずに書きます。URLは、コピーしたあとに正しく開けるか確認しましょう。
ウェブサイトの文章を長くそのまま写すのではなく、必要な部分だけを短く引用するか、自分の言葉でまとめてください。自分の言葉でまとめた場合も、参考にしたウェブサイトを示します。
写真や図を使うときの書き方
自分で撮影した写真や、自分で作った図には、通常「自分で撮影」「自作」と書けば、どこから使ったものかを説明できます。
本やウェブサイトの写真、図、地図などを使う場合は、画像の近くに出典を書きます。
例:
- 写真:〇〇博物館ウェブサイトより
- 図:『〇〇のしくみ』15ページより
- 地図:〇〇市公式ウェブサイトを参考に作成
画像には文章とは別の利用条件がある場合があります。使いたい画像を見つけても、自由研究で使ってよいか分からないときは、画像をそのままコピーせず、自分で描き直す方法もあります。その場合も、参考にした資料は書いてください。
人に話を聞いたときの書き方
家族、先生、専門家などに話を聞いた場合は、話を聞いた人、聞いた日、聞いた内容を記録します。
例:
〇〇さんへの聞き取り、2026年9月20日。
本文では、次のように書けます。
〇〇さんによると、この地域では昔から〇〇が行われていたそうです。
名前を載せてよいか分からない場合は、先に本人へ確認してください。名前を出さない場合は、「家族への聞き取り」「地域の方への聞き取り」のように書きます。
引用と自分の考えを分けて書く
自由研究では、調べた情報と自分の考えが混ざらないようにすることが大切です。引用した部分の後に、自分がどう考えたのかを続けて書くと、研究の内容が伝わりやすくなります。
例:
資料には「〇〇は昼よりも夜に活発に動く」と書かれていました。そこで、実際に観察する時間を変えると結果が変わるのではないかと考えました。
この例では、かぎかっこ内が資料から引用した部分で、その後が自分の考えです。
最後に「参考にしたもの」をまとめる
研究の最後に「参考文献」「参考にした資料」「出典」などの見出しを付け、使った順にまとめます。書き方は一つに決まっていないこともありますが、資料を見つけられる情報をそろえることが大切です。
| 使ったもの | 書く内容 |
|---|---|
| 本 | 著者名、書名、出版社名、出版年、ページ |
| ウェブサイト | ページのタイトル、サイト名、URL、見た日 |
| 写真・図 | 撮影者や作成者、資料名、ページまたはURL |
| 聞き取り | 話を聞いた人、聞いた日、聞いた内容 |
引用を書くときの注意点
- 引用した文章は、勝手に内容を変えずに書く
- 引用部分と自分の文章を、かぎかっこや段落で区別する
- 引用元の文章を必要以上に長く写さない
- 出典の名前やURLを、後から分かるようにメモしておく
- 調べた情報を自分の発見のように書かない
特に、ウェブサイトの文章をコピーして貼り付けるだけでは、自由研究の説明になりません。引用は短く使い、なぜその情報を使ったのか、自分の実験や観察とどう関係するのかを説明しましょう。
迷ったときに使える書き方の例
形式に迷ったら、次のように書けば基本的な出典を示せます。
本文:「〇〇は△△の性質を持つ」と説明されています(『本の名前』、10ページ)。
参考にした本:著者名『本の名前』出版社名、出版年、10ページ。
参考にしたウェブサイト:「ページの名前」サイト名、URL、閲覧日。
大切なのは、引用した部分と自分の考えを分け、読んだ人が元の資料を確認できるようにすることです。自由研究を提出する学校指定の書き方がある場合は、そのルールを優先してください。







