自由研究のグラフは、調べた結果を見ただけで比べられるように整理すると、伝わりやすくなります。まずは「何を比べたいのか」を決め、目的に合うグラフを選びましょう。
自由研究で使えるグラフの書き方
グラフは、次の順番で作ると書きやすくなります。
- 調べた結果を表にまとめる
- 何を比べたいのかを決める
- 目的に合うグラフを選ぶ
- 題名、たて軸、横軸、単位を書く
- 数値を正しく記入する
- グラフから分かったことを書く
いきなりグラフを書くのではなく、先に表を作ることがポイントです。表にすると、数え間違いや書き写し間違いにも気づきやすくなります。
小学生の自由研究で使いやすいグラフの種類
グラフは、調べた内容によって使い分けます。代表的な種類は、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフです。
| グラフの種類 | 向いている調査 | 例 |
|---|---|---|
| 棒グラフ | いくつかの数を比べる | 曜日ごとの気温、好きな果物の人数 |
| 折れ線グラフ | 時間や日数による変化を見る | 1日の気温、植物の成長、毎日の降水量 |
| 円グラフ | 全体に対する割合を見る | 好きな遊びの割合、ゴミの種類ごとの割合 |
棒グラフは数の大きさを比べるときに使う
棒グラフは、項目ごとの数を比べるのに向いています。たとえば、クラスで好きな果物を調べたときは、果物の種類を横軸、人数をたて軸にします。
棒の高さで数の大小が分かるため、「どの項目が一番多いか」「どの項目が一番少ないか」を伝えやすいグラフです。
折れ線グラフは変化を調べるときに使う
折れ線グラフは、時間の経過による変化を表すときに使います。たとえば、朝・昼・夕方の気温や、植物を植えてからの日数ごとの高さを調べる場合に適しています。
横軸には時間や日数、たて軸には気温や高さなどの数値を書きます。数値を表す点を打ち、点と点を線で結びます。
円グラフは全体の中の割合を調べるときに使う
円グラフは、全体を100%としたとき、各項目がどれくらいを占めるかを表します。たとえば、家庭から出るゴミを種類別に分け、全体に占める割合を比べるときに使えます。
項目の数が多すぎると見にくくなるため、小学生の自由研究では、項目をいくつかに整理すると分かりやすくなります。割合を調べるには、次の計算を使います。
割合(%)=項目の数 ÷ 全体の数 × 100
グラフに必ず書く項目
グラフには、結果だけでなく「何を調べたのか」が分かる情報も書きます。最低限、次の項目を入れましょう。
- グラフの題名
- 横軸の項目名
- たて軸の項目名
- 数値の単位
- 調べた期間や場所
- 必要に応じて調査人数や条件
たとえば、気温を調べたグラフなら、「1週間の気温」という題名だけでなく、たて軸に「気温(℃)」、横軸に「曜日」と書きます。「℃」のような単位がないと、数値が何を表しているのか分かりません。
棒グラフの書き方
棒グラフは、項目ごとの数を同じ目盛りで比べるように書きます。
- グラフ用紙に横軸とたて軸を引く
- 横軸に比べる項目を書く
- たて軸に数値と単位を書く
- 数値に合わせて目盛りを作る
- それぞれの数に合う高さまで棒を伸ばす
- 題名と調査条件を書く
たとえば、赤・青・黄の3色について選んだ人数を比べるなら、横軸に色、たて軸に人数を書きます。棒の幅をそろえ、棒と棒の間も同じくらい空けると、見やすくなります。
折れ線グラフの書き方
折れ線グラフでは、調べた順番が分かるように数値を並べます。
- 横軸に日付、時刻、日数などを書く
- たて軸に調べた数値と単位を書く
- 数値に合う場所に点を打つ
- 左から右へ、点を順番に線で結ぶ
- 線が上がったところ、下がったところを確認する
1日ごとの植物の高さを調べた場合、横軸は「植えてからの日数」、たて軸は「高さ(cm)」になります。測る時刻や場所などの条件をそろえると、変化を比べやすくなります。
自由研究のグラフから分かったことを書く方法
グラフを書いたら、数値を見て分かったことを文章にします。単に「グラフを書きました」と終わらせず、最も多い数、最も少ない数、変化の特徴などを書きましょう。
たとえば、次のような書き方ができます。
- 一番多かったのは○○で、○人だった。
- 月曜日から水曜日にかけて、数値が上がった。
- ○日目から○日目の間に、最も大きく変化した。
- 予想では○○が多いと思ったが、実際には△△が多かった。
「なぜこのような結果になったのか」まで考えると、自由研究の内容が深まります。ただし、理由が確かめられていない場合は、「考えられる理由」として書き、断定しないようにしましょう。
グラフを書くときの注意点
グラフは、正確に比べられる形にすることが大切です。次の点を確認してください。
- 題名だけで調査内容が分かるか
- たて軸と横軸の項目を入れたか
- 数値の単位を書いたか
- 目盛りの間隔が同じか
- 棒の幅や間隔がそろっているか
- 調べた数値とグラフの数値が一致しているか
- 調査した日、場所、人数などの条件を書いたか
特に、たて軸の目盛りを途中から始める場合は注意が必要です。数の差が実際より大きく見えることがあるため、小学生の自由研究では、できるだけ0から始めると比較しやすくなります。
パソコンやタブレットでグラフを作る場合
表計算ソフトやグラフ作成機能を使う場合も、最初に調査結果を表にします。その後、項目と数値の範囲を選び、棒グラフや折れ線グラフなどの種類を指定します。
自動で作ったグラフでも、題名、軸の名前、単位が正しく表示されているかを確認しましょう。機械が自動で選んだグラフが、調べた目的に合っているとは限りません。
自由研究のグラフは「比べたいもの」に合わせて選ぶ
小学生の自由研究では、数を比べるなら棒グラフ、時間による変化なら折れ線グラフ、全体に対する割合なら円グラフを使うと整理しやすくなります。
表に結果をまとめてから、題名・軸・単位・調査条件を加え、最後にグラフから分かったことを書けば、内容が伝わる自由研究になります。







