小学生中学年(小学3・4年生)の自由研究には、「比べる・測る・観察する」ことで結果が分かるテーマがおすすめです。身近な材料で始められ、数日から1週間ほど記録できるものなら、無理なくまとめられます。興味のあることと、家で安全にできることを基準に選びましょう。
小学生中学年におすすめの自由研究テーマ
1. 氷はどの場所で一番早くとける?
日なた、日かげ、冷房のきいた部屋などに同じ大きさの氷を置き、とけるまでの時間を比べるテーマです。
- 用意するもの:同じ大きさの氷、皿、時計、温度計があれば温度計
- 調べること:置く場所、とけるまでの時間、気温
- まとめ方:場所ごとの時間を表や棒グラフにする
氷の大きさや皿の種類をそろえると、場所の違いを比べやすくなります。
2. どの紙飛行機が一番遠くまで飛ぶ?
折り方を変えた紙飛行機を作り、飛ぶ距離や飛び方を比べます。自由研究では、結果だけでなく、なぜ違いが出たのかを考えることが大切です。
- 用意するもの:同じ種類の紙、定規またはメジャー、記録用紙
- 調べること:折り方、飛んだ距離、飛び方
- まとめ方:折り方ごとに3回以上試し、平均や最高記録を比べる
投げる人や投げる場所を同じにすると、折り方による違いを調べやすくなります。
3. 野菜や果物の種を育てて成長を観察する
アサガオ、ミニトマト、豆類などを育て、芽が出るまでの日数や葉の枚数を記録するテーマです。
- 用意するもの:種、土や容器、水、定規、観察ノート
- 調べること:芽が出る日、草丈、葉の数、天気
- まとめ方:毎日の絵や写真、成長の折れ線グラフ
毎日同じ時間に観察すると変化を比べやすくなります。植物の種類や季節によって成長の速さが違うため、予想と結果が異なっても、その違いを考察に書けます。
4. 砂糖や塩はどの水温で早くとける?
冷たい水、常温の水、温かい水で、砂糖や塩がとける速さを比べます。水やお湯を使うため、実験は大人と一緒に行いましょう。
- 用意するもの:同じ大きさのコップ、水、砂糖や塩、時計、温度計があれば温度計
- 調べること:水温、とけるまでの時間、かき混ぜ方
- まとめ方:水温と時間の関係を表やグラフにする
水の量、砂糖や塩の量、かき混ぜる回数をそろえることがポイントです。熱湯は使わず、やけどに注意してください。
5. 音の大きさで砂や水の動きは変わる?
ラップを張った容器の上に少量の砂や塩を置き、近くで音を出したときの動きを観察します。
- 用意するもの:空の容器、ラップ、輪ゴム、少量の砂や塩、音を出すもの
- 調べること:音の大きさや高さと、砂の動き方
- まとめ方:音の条件ごとに動きの大きさを記録する
大きな音を出しすぎたり、耳の近くで音を出したりしないようにしましょう。音の大きさ以外の条件もできるだけ同じにします。
6. 10円玉をきれいにする液体はどれ?
水、せっけん水、レモン汁など、身近な液体で10円玉の変化を比べるテーマです。
- 用意するもの:汚れの程度が近い10円玉、容器、液体、時計、布
- 調べること:液体の種類、つけた時間、色や汚れの変化
- まとめ方:実験前後の写真や、変化を表す記録
液体を混ぜないこと、実験後に手を洗うことが大切です。お金を口に入れたり、強い薬品を使ったりしないでください。
7. どの素材が水を一番よく吸う?
ティッシュ、キッチンペーパー、布、新聞紙などを同じ大きさに切り、吸い取れる水の量を比べます。
- 用意するもの:同じ大きさに切った素材、水、計量カップやスプーン、皿
- 調べること:素材の種類、吸った水の量、破れやすさ
- まとめ方:吸水量を順番に並べ、素材の特徴を考える
紙や布の大きさをそろえ、同じ時間だけ水に触れさせると比較しやすくなります。
8. 影の長さは時間でどう変わる?
同じ場所に棒や物を立て、時間ごとに影の長さと向きを記録するテーマです。
- 用意するもの:棒、メジャー、時計、記録用紙、チョークなど
- 調べること:時刻、影の長さ、影の向き、天気
- まとめ方:時刻ごとの影を図にしたり、長さをグラフにしたりする
同じ場所で測り、棒が動かないように固定します。道路や他人の敷地では行わず、安全な場所を選びましょう。
9. セミやアリなどの生き物はいつ活動する?
家の周りや公園で見つけた生き物を、時間帯や天気とともに観察します。
- 用意するもの:観察ノート、筆記用具、図鑑や写真を撮る道具
- 調べること:見つけた時刻、場所、天気、生き物の行動
- まとめ方:観察記録、絵や写真、見つけた数の比較
生き物をつかまえたり、巣や植物を壊したりせず、見つけた場所で観察します。名前が分からない生き物は、無理に断定せず「似た特徴の生き物」として記録しても構いません。
10. 家の中の音を調べる
時間帯ごとに聞こえる音を記録し、どの時間にどんな音が多いかを調べます。
- 用意するもの:観察ノート、時計、音の記録表
- 調べること:時刻、音の種類、音が聞こえた回数や大きさの印象
- まとめ方:音の種類を分類し、時間帯ごとに表にする
人の会話や個人が特定できる内容を録音・公開しないように注意してください。音の大きさを正確に測る機械がない場合は、「大きい・普通・小さい」など、自分で決めた基準で記録します。
テーマを選ぶときの3つの基準
自分が知りたいと思えるか
普段から不思議に思っていることや、好きな遊び、身近な自然をテーマにすると、観察や記録を続けやすくなります。「どれが一番遠くまで飛ぶ?」「なぜ場所によって違う?」のように、疑問を一文にするとテーマが決めやすくなります。
条件を変えて比べられるか
「植物を育てる」だけでなく、「日なたと日かげで成長は変わる?」のように、比べる条件を決めると研究らしくなります。ただし、変える条件は最初は1つに絞ると結果を整理しやすくなります。
安全に繰り返せるか
火、熱湯、刃物、薬品、電気を使う実験は、必ず保護者に相談してください。難しい材料が必要なテーマより、家にあるものや安全に購入できるものだけで実行できるテーマが適しています。
自由研究をまとめる順番
実験や観察を始める前に、何を調べるのかと予想を書いておくと、結果との違いを考えやすくなります。
- テーマを決める:「何と何を比べるのか」を一文で書きます。
- 予想を立てる:どの結果になりそうか、その理由も書きます。
- 用意するものと方法を書く:材料、条件、調べる回数を決めます。
- 実験や観察を行う:日付、時刻、天気、数値などをその都度記録します。
- 結果を整理する:表、写真、絵、グラフを使って違いを見やすくします。
- 分かったことを書く:予想と比べてどうだったか、なぜそうなったかを考えます。
- 感想や次に調べたいことを書く:研究をして気づいたことや、さらに知りたい疑問をまとめます。
うまくいかなかったときも結果としてまとめられる
予想どおりにならなかったり、実験に失敗したりしても、自由研究としてまとめられます。「なぜ失敗したのか」「次に変える条件は何か」を書けば、研究の大切な記録になります。
ただし、記録が少ないと比べにくいため、可能なら同じ条件で複数回試します。天気や時間、材料の量など、結果に影響しそうな条件も一緒に記録しておきましょう。
迷ったときは「身近な疑問を比べる」テーマを選ぶ
小学生中学年の自由研究では、特別な道具を使うテーマよりも、身近な疑問を安全に比べるテーマが取り組みやすいです。まずは「何が違うのか」「どちらが早いのか」「時間がたつとどう変わるのか」という形にして、調べる条件を1つ決めてみましょう。
最初に、材料と調べる期間を書き出し、無理なく実行できるかを確認してください。結果を表やグラフで整理し、予想と比べて考えたことまで書けば、読み手にも分かりやすい自由研究になります。







